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本物のプロの翻訳家

 

12月の第1月曜日。今年も、年末恒例のノンフィクション出版翻訳忘年会に参加し、たくさんの翻訳者さん、編集者さんとご挨拶してきました。初めての訳書が出て以来、ほぼ毎年出席し、貴重なご縁をいただいてきました。仕事でご一緒していなくても、顔なじみや顔見知りの編集者さんも増えてきました。本当にありがたいことです。

 

 

『Amelia』2017年7月号~8月号に、次のような特集がありました。

 

翻訳者と関わる人を知るシリーズ

『編集者に聞く 本への思い』前・後編

 

 

質問に答えてくださっているのは、東洋経済新報社・佐藤朋保さん、文藝春秋・永嶋俊一郎さん、KADOKAWA・林由香さん、新潮社・須貝利恵子さん、文響社・林田玲奈さん、海と月社・松井由香里さん。

 

どんな思いで編集にあたられているのか、ご本人の声を聴くような気持ちで拝読しました。

 

 

そんななかに、またまた、きらめく言葉が。

 

「翻訳作業自体は孤独ですが、本物のプロの翻訳家の方はみな、1冊の良書はたくさんの人の想いと奮闘のうえに生まれるのだという、当たり前だけれど抜け落ちがちな事実を、しっかり認識されておられます」

 

 

翻訳者でもなく、翻訳家でもなく、本物のプロの翻訳家。

 

 

私も、「本物のプロの翻訳家」に少しでも近づきたいものです。